アンコール&デファイアント その2

先日のブログでNEWアンコールとNEWデファイアントの事をお伝えしましたが、それ以外にも改善点や日本独自の仕様などもありますので、今日はそんなことを書きたいと思います。

 
バーモントキャスティングスのストーブ=メンテナンスが大変、というイメージをお持ちの方が多いかと思います。
確かに一般的なユーザーさん(DIYやバイクいじりが好きでなんでも自分でやってしまう!という方は別ですが。。。)がダンパーのガスケット交換とか、ばらして隅々までメンテナンスをするのは中々ハードルが高いですよね。

というか、プロの薪ストーブ屋さんでも苦労するのがバーモント。
個人的には、その大変さがたまらなく好きなのですが、それに共感してくれる人はそんなに多くないですよね。。。

 
で、新しいアンコールとデファイアントはこれまで耐火セメントで組まれていた天板や、その他各所がファイバーロープでボルトオンになったので、プロが行うようなメンテナンス(全バラシしてのメンテナンスなど)も以前より容易になったと言えます。
NEWアンコールの分解NEWアンコールの分解

個人的には、アメリカで販売されているフレックスバーンに使用されていたステンレスのボルトが、日本の声を取り入れてスチールに変更されていた事はとても好感が持てました。
万が一、ボルトが熱による劣化が原因で折れても、スチールであればタップも切りやすいですから。
メンテナンスをしっかりして、10年、20年とストーブを使っていく上では重要ですよね。
 
 
また「日本独自」という点では外気導入口もそうですね。
外気導入キット
標準で取り付けられているこのキットは、径をΦ80からΦ100へ変更していたり、オプションでフィルターが用意されていたりします。

デファイアント
その他にも、上の写真のデファイアントのグリドルのハンドルがアンコールと同じになって持ちやすくなっていたり、耐久性を考慮してアクセスパネルのデザインを変更していたり、多くの「日本向け仕様」が詰まっています。
 
 
これらの変更は、バーモントキャスティングス本社からのデータや資料をそのまま信じるのではなく、日本国内でしっかりと検証、研究、開発を行ってきたファイヤーサイド社の努力の結晶といえます。
昨年9月に訪れた際にも感じましたが、ファイヤーサイド社の製品に対するこだわりと責任感、そしてそれを実現する会社を上げての体制づくりには強く感銘を受けました。

改めて、ファイヤーサイドの代理店で良かったと感じたのと共に、褌を締めなおす気持ちです。

新しいアンコールとデファイアントは7月3日発売。
東京ストーブのショールームにも近日展示予定です。

 
薪ストーブ専門店 東京ストーブ
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